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ライター:ハラ島

- 更新日:2008年01月18日
- 水レポ「地球を託す子供たちと環境・エネルギー教育」 ― 水を通して環境を知る
2007年12月14日、東京ビッグサイト国際会議場(東京都江東区)で、第3回 女性が考えるエネルギーの未来シンポジウムが開催されました。(主催:日経エコロジー、ecomom(エコマム)、日経ビジネス)当日の来場者は約700名。「地球を託す子供たちと環境・エネルギー教育」をテーマに行われたパネルディスカッションでは母親、NPO、政府、企業のそれぞれの立場から環境教育の在り方や、果たす役割を考えていくことへの活発な議論がされました。心に残った言葉の数々をご紹介します。
【パネリスト】
中嶋朋子さん(女優)、村上千里さん(持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)事務局長)、出江俊夫さん(環境省・環境教育推進室長兼民間活動支援室長)、藤山和久さん(新日本石油 環境・品質本部 社会環境安全部長)
司会 :企業内においても社員の意識改革、次に取り組むべき問題を明確化するといった意味で、「環境教育」の持つ意味は非常に大きく、経営者や環境担当者からも注目されています。このシンポジウムでは、生活者と企業の視点から環境教育の体験談や専門家や識者の自由意見を交えつつ、環境・エネルギー教育の重要性や子供たちに何を伝えていくべきかを考えていきます。
中嶋朋子さん
環境に対して興味をもったのは幼少期の体験。
女優として、ドラマ「北の国から」(北海道富良野市)の撮影で8歳から20数年間、役をやらせていただきました。解き放たれて遊んで、自然が大好きで、それが全ての入り口でした。
9歳の息子がいます。
司会 :中嶋さんは東京生まれだそうですね。両極端な自然体験を通して、都心での子育てと環境教育をどうお考えですか。
中嶋朋子さん :子供たちは疑問をもつことが当たり前。彼らの疑問に私自身が育てられている、といった感じです。「どうして、なんで」いろいろ聞いてくれます。大人が知らないこともたくさん。そんな時は一緒に勉強しようよ、と話します。子供は「大人が知らないの?」とワクワク顔です。一緒になって本を読んだり、調べたり・・・暮らしに繋がっている物のストーリーを教えることも大切。次のストーリーに繋げようとします。子供の〝自然を感じるスイッチ〟を育ててあげたい。
司会 :出江さんは環境省そして、父親として企業が関わる環境教育をどうお考えですか。
出江俊夫さん :環境教育活動などで、企業と学校の架け橋的役割を果たす行政としては、どんな場所でも環境教育ができることを目指しています。企業と学校、NPOなどいろんな立場で、できることをやる。切り口は様々。知り得たことは企業から職員、家族の方々へと裾野が大きく広がります。
中嶋朋子さん :子供たちには、夢をみる力を持ってもらいたい。環境問題も時に心を痛めながら取り組んでいます。だからこそ、今の現実をどうやって変えていけば、結果はどうなるのかを大人が見せてあげなければ・・・大人も夢を見なければなりません。企業皆様には夢を紡ぎ、語っていただきたい。働いている両親、大人の姿を通して物と環境の関係を理解したり、いろんなストーリーを教えることで「自分で考える」能動的な心の育成、感性のスイッチが磨かれると思います。
司会 :藤山さんが所属される新日本石油 環境・品質本部。環境学習プログラムとして行われている製油所見学(小学生)の様子をモニターで紹介しましたが、どんな思いで取り組みをされていますか。
藤山和久さん :教科書などで教わる範囲の環境教育は、あくまでも知識の部分。企業見学で実際に石油が作られる工程を見ながら環境保全活動もふまえてお話すると、理解を深め、より身近に感じていただけているようです。
司会 :仕事を通して環境保全に真剣に取り組む大人達の姿勢が子供たちの心に触れるということですね。今、環境問題に対してきれいな回答ができるのは、もしかすると受験に臨む日本の小・中学生なのかもしれません。しかし生活に深く関わるエネルギーや水(水道)など、誰がどうやって作り、できるのかが見えにくく、あって当たり前の時代になっています。
中嶋朋子さん :ひねれば出る水、つければ灯る火。私たちの生活が浮島のように繋がりが見えづらくなっているように感じます。例えば、絵本の読み聞かせをするように、これはどこから来るのだろう、どうやって出来るのだろうと一緒に考えるように心がけています。
村上千里さん :食も同じ。食育についてお話する機会が増えたのですが、薬局に「湯冷ましを下さい」と駆け込むお母さんがいらっしゃるといった話を聞くと、昔ながらの生活の知恵を受け継いでいかなければと、強く感じます。飽食の時代の先が、「崩壊」ということにもなりかねません。自分たちの生活の見直しを行い、経験を積むことが必要ではないでしょうか。
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「伝えること、知ること。一生懸命って、すごく大事なこと。一生懸命、仕事・生活をし、子供たちも一生懸命生きています」中嶋朋子さんの母親としての言葉がとても印象的でした。
ライター:ハラ島

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